COIプログラムも7年目を迎え、各COI拠点から様々な社会実装の成果が創出されつつありますが、プログラムが目指す「革新的なイノベーションを“連続的に”創出するイノベーションプラットフォームの整備」という観点においては、各COI拠点間の研究者が有する「知」の連携・融合が今後更に重要となると考えています。
研究者同士の交流に焦点を置いたイベントとして、2018年10月25日・26日に第1回COI学会を企画・開催しました。当日を迎えるまでは不安も有りましたが、会場では異分野の研究者同士で活発な議論がかわされ、結果として新たな共同研究へと繋がった事例も複数ありました。終了後のアンケートにおいても、多数の方から「また参加したい」とのお言葉をいただき、昨年に引き続き今年も第2回COI学会として企画・開催することになりました。
研究者同士の交流の場としては既存の学会もありますが、異分野の研究者と交流・議論できる場というのはそれほど多くないと感じています。今回の学会では、COIプログラムに限らず他の国プロジェクト(リサーチコンプレックス、OPERA、イノベーションハブ)の研究者にも参加してもらう予定です。今回の学会が共同研究に限らず、自身の研究の新たな展開や気付きへとつながり、イノベーション創出に結びついていくことを期待しています。
第2回COI学会 会頭 弘前大学COI研究推進機構 川谷健一